

「石ころのスープートルコのおはなしー」
著者 文/ジュディス・マリカ・リバーマン 絵/ゼイネップ・オザタライ
訳/こだま ともこ
発行 光村教育図書
発行年 2021年9月16日
掲載レシピ
・トルコのプディング
それは昔々のお話。
トルコのあるところにけちけち村という村がありました。
そこに住む人々は、みんなけちんぼうで、旅人が食糧を求めて訪ねてきても
分け与えることはありません。
その村へ、一人の旅人がやってきて食事のお裾分けを頼みましたが、村人は
もちろんそんなことはしません。
旅人は、ここが噂に聞くけちけち村だと気づき、一計を案じます。
「食べ物がないなら私が石ころのスープを作ってごちそうしますよ」
無料で作れるという石ころのスープに胸をときめかせた村人がまず、お鍋を貸します。
旅人は、村の広場でかまどを作るとそこでお鍋に水と特別だという石を入れて、
煮始めました。
はたしてどんなスープが作られるのでしょうか。
この石ころのスープというのは、場所や登場人物は変わりますが、似たような話を
他の本でも読みました。民話ですから西洋各地にあるようです。
背景はきっと西洋の歴史と関係があるのでしょうね。
掲載されているレシピは残念ながら石ころのスープではなく、
トルコの有名なデザートです。
もし、石ころのスープをつくるならみなさんは、どんなスープを作りますか?