「日日べんとう」第10巻
著者 佐野 未央子
発行 集英社(オフィスユーコミックス)
発行年 2018年2月28日
掲載レシピ(詳細でないのもあり)
・鮭の南蛮漬け
・イタリアのチーズとナッツ入りパン
「日日べんとう」第11巻
著者 佐野 未央子
発行 集英社(オフィスユーコミックス)
発行年 2018年9月30日
掲載レシピ(詳細でないのもあり)
・春野菜のスープ
・ジャガイモとナッツのポタージュ
・レタス炒飯
・雨の日の黄理子の弁当(豚肉の大葉巻き、わさび味の卵焼き、梅ごはん)
・稲庭素麺の胡麻だれかけ
・レモン・チーズケーキ
・とうもろこしごはん
・コーン焼売
・酸辣湯麺
・二色コーンと枝豆団子
・鶏肉の味噌・酒粕漬
・やわらか大学芋、コロッケ
・親子丼、酒粕と牛乳で作る甘酒
・鶏ハム
・鶏胸肉のマリネ、白玉肉団子
・梅ごはん、麻婆豆腐、麻婆おにぎり
・大根と牛肉のあんかけ、高野豆腐とわかめ、ひじきの煮物、
ジャガイモの出汁煮、京にんじんとレンコンのきんぴら
京にんじんのグラッセ、合い挽き肉の甘辛そぼろ
この2巻では、かっこつけ荒井の終わりですね。
かっこいい荒井もいいけど、結局紅子に合わせて背伸びしてただけってのが
わかるし、本来の荒井が荒井らしいです。
黄理子と紫藤が自然体なんですよね。
でも、普通の人間は荒井の方が近いと思います。
面白いのが、なんやかんやいってこの二人は荒井のことを見捨てられないこと。
でもそれは、そのまえに二人が意識にしろ無意識にしろ荒井に惹かれ、助けられてた
からな。
荒井を心配する黄理子に紫藤が焼き餅を焼くシーンが見られますが、完全に激怒
していないのが面白い。
二人の関係を知っていますし、一度は諦めたし、なにより紫藤自身、荒井を
慕ってたし、今も同業人としては認めてる。
やっぱりね、荒井がね~。
荒井は二人に対して嫉妬心むき出しにしないし、どちらかといえば、見守る方。
才能もちゃんと認めてくれる。
荒井は、二人ができないことができる人だしね。仕事にもきちんと責任を持つし、
完全にクズじゃないのがいいところ。
荒井との区切りをつけ、黄理子は紫藤との道を歩みます。
ただ、母親とはまだ、ですね。