「イケカジなぼくら⑤ 手編みのマフラーにたくした願い☆」
著 川崎美羽
発行 ＫＡＤＯＫＡＷＡ
発行年 ２０１４年９月１５日
掲載レシピ
アオイのめざせステキ女子☆講座
・本格的なパンプキンタルト
・大人の味だよっ♪ショコラオレンジ
あらすじ
創立半年目を祝うイケカジ部。
お祝いムードだけれど、季節はもうすぐ学年考査。
それに、皆それぞれやることがあり、参加人数が大幅減。
しかも、葵が誘拐未遂に。
犯人は、葵のママが所属していたモデル事務所。ただ話がしたかっただけなのに、接触した人物が悪くて誘拐になってしまったというわけ。
葵は納得したし、モデルとして売り出したいと言われ、パパと話してみると言ったけれど、誘拐未遂が悪くて、パパ激怒、大げんかに発展。
そして、部活動参加が禁止で、イケカジ部は休止状態に。
ショックの葵に、部員の小夜の様子が変。
力になろうとする葵だけれど・・・。
今回のイケカジ部の活動は編み物です。
かぎ針と編み棒でするやり方があります。
かぎ針が簡単ですが、編み棒の方が綺麗にできます。
手芸に興味がある子は一度はやりたいことですよね。
私もやりました。マフラーを仕上げましたよ。
編み物のいいところは、一人でできるし、やり方さえ分かれば、何時間でも黙々と編んでしまいます。
今回の葵の状況の時にはぴったりですね。
パパはね～。シングル家庭なら仕方がないでしょうか、ママの現役時代のこともあるし。
パパは娘が可愛くて可愛くてしかたがないのです。
だから、傷つくかもしれない、後悔するかもしれない世界には行かせたくない。
最近、このような親は多いのではないのでしょうか、
節分の鬼を怖がるので、子供がかわいそうだから参加させたくないとか。
怖さを知るのは社会を生きていく上で、大事なことなのですが。この怖さは自分が経験しないと身につかないのが難点です。
でもね、自分で決めたことなら、その先に何があろうと立ち向かえるし、立ち直れるのではないでしょうか。
少なくとも、自分で決めていった道は、例え結果が自分で望んだモノでなくても、どこかで折り合いはつけられるし、他人の責任にはしません。
さて、ラストで桜庭君が自分の道を決めます、その道に衝撃を受ける葵。
どうなる恋の行方？
