「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」第１巻
著者 磯谷友紀
発行 講談社 （ＫＣＫｉｉｓ)
発行年 ２０１８年７月１３日
掲載レシピ
・トリュフ風味のオムレット・ノルマンヂー風
・鯛の骨せんべいとお茶漬け
・ハンブルグ・ステーキ 梅ソース
・トウモロコシアイスクリーム みたらし団子風ソース
「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」第２巻
著者 磯谷友紀
発行 講談社 （ＫＣＫｉｉｓ)
発行年 ２０１８年１２月１３日
掲載レシピ
・錦糸卵としいたけのたいたんのせ冷や麦
・賀茂なすと鶏の南蛮漬け
・松茸の茶碗蒸し
・かぼちゃの胡麻和え
・九条ねぎのてっぱい（芥子酢味噌）
・生湯葉蜂蜜がけ
・手巻き寿司（煮穴子、煎りこんにゃくアメリカンステーキ風、京漬物入りタルタルソース、
焼き鮎ほぐし、ちりめん山椒、スクランブルエッグ、新生姜甘酢漬け、
万願寺とうがらしたいたん、お揚げさん、醤油ジュレ、テリヤキソース、酢飯）
・地鶏のポトフ
・白味噌仕立てのお雑炊
・ポトフプスープのだし巻き卵
・鶏胸肉の酢のもの
・鶏フリカッセの親子丼
「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」第３巻
著者 磯谷友紀
発行 講談社 （ＫＣＫｉｉｓ)
発行年 ２０１９年７月１２日
掲載レシピ
・秋鮭の炊き込みごはん
・海老の鬼殻焼き
・カナッペ（干し柿とサワークリームとナッツ、ハムカツとバターとキャベツとソース、
胡麻豆腐と甘味噌、スモークサーモンと赤かぶ甘酢漬けといくら、
いわしの梅煮とバター、きゅうりと生クリームと木の芽、
だし巻き卵と芥子マヨネーズ、大根なますとゆずとバター、
しば漬けのポテトサラダ）
・かぼちゃのポタージュ
・白味噌の焦がしネギスープ
・トマトのおでん仕立て
・オニオングラタンスープ
・ふつうのコロッケ
・チーズクリームコロッケ
「ながたんと青とーいちかの料理帖ー」第４巻
著者 磯谷友紀
発行 講談社 （ＫＣＫｉｉｓ)
発行年 ２０２０年２月１３日
掲載レシピ
・棒鱈と海老芋のたいたん
・シンプルマドレーヌ
・野菜たっぷりのコンソメスープ ポーチドエッグ添え
・チョコレートマドレーヌ３種
・お惣菜マドレーヌ３種
・カブの青唐辛子もみ梅和え
・牛肉の青唐辛子巻き
・若葉おろし
終戦から数年経った京都の料亭が舞台の年の差１５才の夫婦の物語です。
老舗料亭の娘でホテルのコックとして働くいち日（３４才の未亡人）。
しかし、実家は経営破綻寸前で、跡継ぎの妹が店のために大阪のホテル経営者の息子と見合いをすることになったのですが、なぜか相手が直前で入れ替わり次男ではなく１９才の三男周に。
それでも見合いはして話は決まったものの結局妹は思い人の料理人と駆け落ちし、強引な叔母のによりいち日が結婚することに。
こうして年の差夫婦が誕生するのですが、夫はものの言い方がずけずけで、戦災からの料理人は店を去り、いち日が厨房に立つことにと、波乱の生活が始まります。
巻を重ねるごとに、夫の言葉から店を立ち直そうとしていることを理解したいち日。
少しずつ夫婦仲が縮まりますが、周囲の思惑が巡り・・・・。
という感じですね。時代設定のため男尊女卑や何が何でも家を残そうとする思惑などが見えます。今の価値観から言うと古くさいものですが、当時はこれが普通でしたからね。
でもいち日の夫周は、積極的に料理をするし、突然連れてこられた子どもにもよく接するし、
女性蔑視はないです。
（でもこれも現代受けするためにはしょうが無いでしょう。いまは、稼ぐだけの思いやりのない家事をしない夫はダメ夫の烙印を押される時代ですから）
でてくる料理はおいしそうです。京料理を中心に洋食もあり。
タイトルの「ながたん」とは包丁、「青」とは、青唐辛子のことだそうです。
