「キッチンのお姫さま」第7巻
著 安藤なつみ 原作 小林深雪
発行年 2007年6月6日
発行 講談社
掲載レシピ
・レシピ29 フルーツカクテル
・レシピ30 マドレーヌ
・レシピ31 ナポリタン・スパゲティ
・レシピ32 イチゴのミルフィーユ
・レシピ33 レアチーズケーキ&ベイクドチーズケーキ
新たな料理対決の巻です。
新しく料理の特待生として入学してきた星夜は、見かけは空そっくりですが、中身は究極の俺
様。料理の腕は確かですが、自分が美味しいと思った味以外は認めません。
食べてくれる人が一番のナジカと、自分の味が一番の星夜。
正反対の二人ですが、料理界の味の決め方はこの二人のように二分するのかもしれません。
けれど、対決となると、どうしてもナジカの方に分配が上がります。
なにせ、審査員が美味しいと思った方が勝ちという勝負でしたから。
それは、自分が一番の星夜に深く突き刺さります。
星夜もここまで来るのに、色々つらい思いをしたようなのです。
この「キッチンのお姫さま」に良く出てくるのが親の無理解と無関心です。
星夜も始めは忠楽しくて、お菓子を作っていただけですが、おそらくその才能有りとみて、親がパティシエを教師としてつけたのでしょう。そして、一番を目指させます。親としてはそれが最良と思っても事でしょうが、それを子供が望むとは限らないのです。
さて、星夜がナジカに及ばないとみるや、またも画策する理事長。
まだまだ波乱は続きます。