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膳文庫

 レシピ付き漫画や小説等を収録した文庫です。  

あさめしまえ 第3巻



「あさめしまえ」第3巻
著 北 駒生
 発行年 2014年12月12日
 発行 講談社
 掲載レシピ一覧
・レンジでポテトサラダ
・ポーク卵サンド
・フルーツサンド(キウイジャム&イチゴ)
・ミネストローネ
・焼きミネストローネ
・おむすび7種
・変わり種おむすび
・簡単!野菜の昆布じめ
・梅しょう番茶
・黒糖バナナ寒天
・山芋と豆腐のスープ
・豆腐団子のお好み焼き
・鮭のみそ漬け
・タラの西京漬け


 主人公の元の過去編の続きから始まります。
 漁港のレストランでの暮らしから一点、大都会の高級イタリアンレストランへ。
 そこがなじめず店をやめた元ですが、どちらかというと
夕起次が変わっていくのが受け入れられなかったようです。
 そのレストランは夕起次の実家でした。
 父親が倒れたため、帰ってきて欲しいと。
 家を離れている間に経営が傾いたらしく、それを建て直すために
夕起次を戻ってこさせたようなのです。
 しかし、新オーナーの兄。
 普通に事情話して戻ってきてもらえばいいものを。
夕起次が家を出るとき色々あったんでしょ
う。
 この兄は、経営の才能はあっても料理の才能はないようですね。ゼリー飲料が一番うまいと行っているし。
 この兄弟は凸凹で、二人の才能を合わせて一つになるようです。

 
アサメシマエが雑誌で紹介されたことがきっかけでの再会も、八つ当たりするように帰って行った夕起次。
 何を話せばいいか分からない元に小夜子がヒントをくれます。
 おにぎりでもてなせばいい。
 おむすびの由来は縁を結ぶ。
 もう一度結び直してくれるかもしれないと。
 
 そして、元は
夕起次を招待します。
 しかし、当日夕起次が来る前に、漁港時代の元が一人で総ての料理を作った客の一家がやってきます。懐かしい再会と彼との会話から、自分たちが何を結ばなくてはいけなかったのか気づきます。
 そして、店の外にいた夕
起次を店の中に連れ込み、塩おにぎりを差し出し、自分たちが今新しく結ばなくてはいけない物の名を告げるのでした。

 後半でも、中々濃いですが、後半も引っ張ります。
 なんと、小夜子の別れた旦那が登場。また一波乱ありそうです。


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プロフィール

HN:
神乃有月
性別:
女性
自己紹介:
膳文庫(かしわでぶんこ)管理人です。
歴史と料理本が好きです。
現在は、レシピ付き本を日々捜索中です。

 

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