「ベーグル食べない?~幸せカフェごはん~」全3巻
著 野崎ふみこ
取材協力 白山ベーグル
発行 秋田書店
・掲載レシピ
第1巻 ・清水ベーグル(プレーン)
・アボガドシュリンプサンド
・BLTサンド
第2巻 ・清水ベーグル(ブルーベリーベーグル)
・清水ベーグル(コーンベーグル)
・清水ベーグル(ドライトマトベーグル)
・清水ベーグル(パンプキンベーグル)
・清水ベーグル(はちみつ全粒粉ベーグル)
・清水ベーグル(エブリシングベーグル)
・清水ベーグル特製スプレット(はちみつバター)
・起き抜けのグリーンスムージー
第3巻 ・清水ベーグル(ほうれんそうチーズベーグル)
・清水ベーグル(ベーグルドック)
・ベーグルラスク
数年前からブームになり、今や定着したるベーグル。
私の地元にも美味しいベーグル屋さんがありますよ。
ベーグルは、店によっては、甘くて菓子パンのようなのが多いですが、その店は、
甘さが控えめで、小麦粉の味がしっかりしています。
このほんの清水ベーグルは、その店に近いかもしれません。
主人公の「ことは」さんは、小さい頃に亡くなったお母さんと交わした約束を胸にいた木津付けている、40才のパート主婦です。
10代の学生の頃からずっとパンを焼き続け、パート先もカフェやエーカリーです。
銀行家の夫について回って、あちこちを転々としていましたが、地元に帰ってきました。
そして、一件の理想の店を見つけたところから物語は始まります。
ことはさんの強い味方は、銀行家らしく、現実的で店を開くことがいかに厳しいかをよく知る夫の辛口の言葉と、彼なりの愛。母思い出大人びた娘。
カフェのことを思ってくれるスタッフちゃん。
店をやる上で、協力と、現実的な指摘をしてくれるブレーンがいることはすごくありがたいことです。
この物語は、結構現実的です。
店をやるのに、いくらかかるのかや苦労がきちんと書かれています。
うまくいかないシーンもあります。
それでも、最後は何とかなるのがマンガ的です。そうでないと物語としてはおもしろくない。
もっとも、現実もそうなりますよ。
情熱と資金繰りと判断と決断を間違えなければ何とかなります。
物語は、リニューアルオープンするところで終わりますが、現実はそこからが勝負。
私のお気に入りの店も、店とカフェと2件やっているけど、ずっとうまくいって欲しいなぁ。