「グ・ラ・メ!~大宰相の料理人~」
著者 原作 西村ミツル 漫画 大崎充
発行 新潮社
発行年 第1巻 2007年2月15日
第2巻 2007年5月15日
第3巻 2007年8月15日
第4巻 2007年12月15日
第5巻 2008年4月15日
第6巻 2008年8月15日
第7巻 2008年11月15日
第8巻 2009年3月15日
掲載レシピ
*第1巻 鶏レバーのムース
牛タンのパネ 花椒風味
海の幸リゾット
帆立貝のタンバル
トラフグの白子と真子の日本風(ジャポネーゼ)
和牛フィレ肉のポシェ
*第2巻 干し野菜
簡単リゾット情熱系
鳩の塩包み焼き 生姜風味 クレソンサラダ添え
タルト・タタン
干し野菜のカレー
変わり親子丼
*第3巻 鶏の肋骨と里芋のガレット レンコンのチップス添え 京人参ソース
番ハヤシライス
カンズリー・チキン
*第4巻 イセエビと鰻のブイヤベース風 スープ
鱈のブランダードのベニエ イチジクとトマト、生玉葱添え
サラダ・ジャポネーゼ
プーレ・ソ・レ・ア・ラ・マチニョン・ド・ジャポン
(若鶏のソテー 日本首相官邸風)
*第5巻 自家製栗入りパン
銀杏スープ
ブフ・ア・ラ・モード(牛肉のシチュー)
松茸とサザエのワタ焼き、天国の種ソース
リ・ド・ヴォーのソテー、ケッパー風味
*第6巻 サラミを纏ったアイナメのポワレ
カニのおむすび包み 元帥風
ココット・シド(プーレ・ソーテ・メゾン・シド)
*第7巻 鯨のサイコロステーキ
彩り豊かな夏野菜のラタトゥイユ
鵞鳥の胸肉のコンフィ 蓮の実リゾット添え
あず風サムゲタン
*第8巻 揚げ餅サルサソース
お餅ロールキャベツ
バレンタイン・チョコスープ
ヒラメのブレゼ ア・ラ・フロランティーヌ
主将官邸風ピザ「チェンジ・ザ・ワールド」
「大使閣下の料理人」と同じ原作者の方の作品です。
今度は、官邸が舞台で主人公は官邸料理人として勤務し、いろんな政治の駆け引きの歩合に料理で花を添え、乗り切っていきます。
単なる政治問題ではなく、親子関係を絡ませておりヒューマンドラマでもありますね。
主人公の一木くるみの雇主である阿藤主将は、平成の歴代総理をミックスしたような自分物で、このころの政治得ピードを盛り込んでおり、この頃を知っているならばああ、こんあこともあったなと思わせる作品です。
しかし、変わったなと思うのは官僚ですね。10年以上前の作品ですが、この頃は官僚は力があった。けれど、今は全然無くて、いま自殺した官僚の奥さんが国相手に戦ってますよね、
この年始年末も年をちゃんと越せるように宿泊施設を行政が用意するというニュースも見ましたし、リーマンショックの頃は考えられないわけで、見えにくい場所で国や政治は変わってきているんだなと思いました。