「あさめしまえ」第2巻
著 北 駒生
発行年 2014年8月12日
発行 講談社
掲載レシピ一覧
・関東風おぞうに
・関西風おぞうに
・奈良のきなこぞうに
・激厚パンケーキ
・焼きトマトとかりかりベーコンのつけあわせ
・フレンチトースト
・小松菜リンゴジュース
・にんじんオレンジジュース
・ベトナムの朝の味 フォー
・アジの干物
・オムレツ
今月の新刊。アサメシマエの第二巻です。
今回は、結構切ない話が多いので、すぐにアップする気力はありませんでした。
作者が語っているように、今回は、大団円からこぼれてしまった人や、エンドマークの話の後の人たちの話が書かれています。
前巻で出てきた、奈央の親友大地の話も載っています。
お母さんが入院して、手のかかる小さな弟妹がいて、お父さんは仕事で手一杯。
慣れぬ家事、家計を助けるためのバイト、学業、諦めた夢、将来のことなど、大地は精一杯です。でも、誰も悪くないから、人のせいにも出来ない。
こう言うのって苦しいですよね、まだ、家族が物わかりがよくて助け合えればいいんだけれど、それがないと・・・・。
幸い、主人公の元ちゃんが助けます。
そのほかも、いろいろな人に加え、やめた店の元オーナーまで出てきて、元の店をけなすので、たまりませんよね。
お店の経営は大変ですが、だからって、けなすのは別です。
元が就職したとき、先輩に意地悪されるシーンがありますが、結構多いようです、
昭和天皇の料理人を務めた料理人さんも、就職した店で、先輩に指を切り落とされたと書いてありました。さすがにそのときはキレて、講義して、病院行って、幸い指はくっついたそうですが・・・。ほっとしたのが、そんな意地悪をする人は、料理界に長くいられないと言うこと。
客として、そんな人の料理は食べたくないです。
次の巻では、元が前の店をやめた理由が書かれそうです。次巻期待。