信長のシェフ　第２９巻から第３２巻

「信長のシェフ」第２９巻

著者　梶川卓郎

発行　芳文社（芳文社コミックス）

発行年　２０２１年４月３０日

掲載レシピ

「信長のシェフ」第３０巻

著者　梶川卓郎

発行　芳文社（芳文社コミックス）

発行年　２０２１年１０月１日

掲載レシピ
・キッカ・ファレス

「信長のシェフ」第３１巻

著者　梶川卓郎

発行　芳文社（芳文社コミックス）

発行年　２０２２年３月３日

掲載レシピ
・ピッツォッケリ

「信長のシェフ」第３２巻

著者　梶川卓郎

発行　芳文社（芳文社コミックス）

発行年　２０２２年７月２９日

掲載レシピ
・揚げおやき

　第２９巻から第３０巻は、引き続きイエズス会を相手です。　
　ここで、信長に仕えたという黒人武士ヤスケが出てきます。
　この存在が認知され、さらに一般的になったのは、ここ数年じゃないでしょうか。
　戦国死にゲー「仁王」にも出てきてました。
　外国人も面白いと思えば雇用する。信長は本当に懐が大きな。

　第３１巻からは、とうとう武田滅亡編です。松姫を中心に書かれてます。
　滅亡はあっという間で、あっけにないものでした。
　その中を三人の幼子を抱えて落ち延びた松姫。
　この幼子で不思議だったのが、最終的に武田を裏切る小山田信茂の娘を連れていたことだったんですが、この漫画で書かれていた流れに腑に落ちました。
　人質を預かった家は、出した家が裏切るまでは人質を保護する役目があったんですね。
　武田は小山田が裏切るとは思わず、守るために一緒に連れて逃げたんでしょう。
　でも小山田は、だからこそ返して欲しかった。
　人質返還の時期とか条件は分かりませんが、こういうときは返してもらえたのかも知れません。
　たけど、武田は帰さず、情報伝達網が不十分なうえに混乱で行方知れずになり、もう死んだものと思って、領内を守るため裏切るのに躊躇しなかったのかも知れません。
　小山田が裏切るのは、最後の時だったし、伝える時間や人手があればと思いますが。
　結局小山田は土壇場の裏切りが気に入られず処刑されますし、娘は逃げて正解だったような。
　松姫に庇護され成長し、結婚もしたようです。

　さて、この漫画の松姫の物語はもう少し続きます。次巻が楽しみです。