「夢色パティシエール」第8巻
著 松本夏美
発行 集英社
発行年 2010年12月20日
掲載レシピ
・スノーボールクッキー
・カップケーキ
あらすじ
サロン・ド・マリーで頑張っていくと決めたいちご。
掃除、雑用をこなしつつ、厨房に入ることを夢見てウェイトレスの仕事に励んでいます。
そして、先輩達の会話の中で、サロン・ド・マリーに入るには高等部になって難関の試験を突破する必要があることや、厨房に入るには中長に行って1年かかることを知ります。
すでに、高等部で勉強している樫野達に差を開けられることに焦りを感じるいちご。
そんなある日、閉店後のサロン・ド・マリーでは、ケーキ作りの自主練習が出来ると知り、
いちごもその中に加わります。
しかし、店長にフロアの仕事も満足に出来ないのに、自主練は先走りすぎると言われてしまいます。
腹に据えかね、やけ食いに行ったいちごは、そのカフェで、テイクアウトしようとしたお菓子を店員さんが素早く綺麗にラッピングしてくれるのを見て思い直します。
実はいちごは、、テイクアウトのお客様にラッピングを頼まれますが、うまく出来ず、山根先輩に取って代わられ、さらに注意を受けていました。
まずは、フロアの仕事をきちんと野郎と、ラッピングの自主練に励むいちご。
その成果が出てきた頃、厨房を束ねるシェフの黒須からカスタードクリーム作りの練習を言い
渡されます。
そして、いちごですが。厨房ではパティシエは毎日同じ味を出さないと行けないという試練を
味わうのでした。
クリーム作りには、力がいる。イチゴは2度の失敗と手の痛みに耐えてカスタードクリームを作り上げ、ついに厨房入りを許されます。
そして、いちごの厨房入りと同時に、サロン・ド・マリーでは、ショコラルームが出来ます。
底では、お客様の眼前でショコラを作り上げるのですが、中に入るのは、樫野そして、初登場
の転校生ジュリ。
しかし、二人の相性は悪く、店長からの忠告を受け、いちごは二人を仲良くさせようと考えます。、
まだまだ、頑張るいちごの巻です。
しかし、この巻で出てくるのは、お店を経営したい人にとってはとても大事な基本を言っていると思います。
とくに、毎日同じ味は、毎日微妙に条件が違いますから、出すのは大変だと思います。
それと、前巻から注目なのは店長の武藤。
無表情で、冷静沈着。スタッフにもどこか一歩引いて高いところから見ているような雰囲気があります。
スタッフ同士のやりとりに深く立ち入りはしないけれど、ちゃんと見てはいる。
ちょっと考えてみると、この武藤店長は、天王寺麻里の男バージョンみたいな感じです。
というのも、サロン・ド・マリーの前店長は天王寺麻里でした。
おそらく彼女の店長としての仕事ぶりを参考にしているんだと思います。
でも、武藤には、おネエキャラの黒須がつきまとっているので、少しずつ冷たさがとれて行ってました。というか、ツンデレっぽい。
さらに、後半では、新キャラが登場します。
外国からの転校生というジュリ。
花房よりも本格的な王子様キャラです。
花房はどっちかというとナルシストなので、皇子というとジュリがぴったりです。
番外編では、屋台のチョコバナナが出てきます。
私の地元では少ないですね、
思えば買ったことないです。
りんご飴すらない。
なんか、色々言われていたので、買ったことないんですよね、
最近のりんご飴はすごいですよ、青色に着色したのもあって、りんご飴か?と思いました。
今度祭りがあったら、買ってみようかな